【ブラジル ビスタアレグレ農園 パイナップルハニー ナチュラル No.2】
爽やかな優しい酸味と甘味を感じ、パイナップルや蜂蜜のようなニュアンスを感じさせるコーヒーです。
冷めてもクリーンな印象が続くコーヒーです。
【ミナスジェライスのコーヒー生産と、「ファゼンダ」ビスタ・アレグレ】

ブラジル南東部のミナスジェライス州。かつて金やダイヤモンドなどの採掘で栄えたこの地域は、今やブラジルのコーヒー生産の50%を支える一大コーヒー産地です。ミナスジェライス州のなかでもセラード(セハード)エリアや、スル・デ・ミナス、マタス・デ・ミナスなどが有名どころの産地として知られています。
ビスタ・アレグレ農園があるのは、アンジェランディアというエリア。だだっ広い広大な平地での栽培が多いブラジルでは珍しい、高標高に位置する農園です。標高は1,000mを超え、昼夜の寒暖差も大きく、コーヒーチェリーがゆっくりと時間をかけて熟していくことで、甘味のつまったコーヒーが生産できます。
ブラジルでは大きめの農園のことを「ファゼンダ」と少し小さめの農園のことを「シティオ」と呼ぶそうです。この農園は「ファゼンダ」と名打つ農園。200ヘクタールという広大な農園ですが、その50%が森林保護区に指定されています。
【持続可能な農業の実践】

自然環境に恵まれた農園では環境への配慮の取り組みを実施しています。雨水などの水資源を大切に扱うための貯水池を園内の各所に設置したり、コーヒーの果皮・果肉を堆肥化させたコンポストを使用したり、ユーカリなどの葉っぱをマルチング材として活用したりしています。
土壌に有機物を与えることで、その土地の保護にもつながり、自然にあるもので雑草をコントロールできることで、除草剤の使用の削減にもつながります。
さらに、園内で使用する電力の100%を太陽光発電でまかなうなど、環境負荷の低減に取り組んでいます。広大な自然保護区の森林を守ることで、2019年にはカーボンニュートラルの認証も取得しています。
【コーヒー生産を継ぐという使命】

農園主のルイスさんは、かつてポルトガルからブラジルへと移り住んだ移民です。1975年、ポルトガル国内の政治不信、そしてそれによる情勢不安から、母国を離れ、この地へと渡ってきました。農園を購入したのはルイスさんのお父さん。知り合いのポルトガル人のすすめもあって、この地の土地を購入し、コーヒー栽培をはじめました。
ルイスさんが農園を継いだのは大学を卒業してからのことです。この地の豊かな土壌と気候が、素晴らしいコーヒーの生産へとつながっている。そのことを誇りにおもっていたルイスさんは、父親の築いてきた農園を継ぐことこそが自らの使命なんだと、農園を継承することを決意し、現在に至ります。
世界中へと販路を拡大させていくルイスさんは、この地域の人びとにとっても誇りなんだそう。コーヒー農家であることに誇りをもち、この地をコーヒーで支える農家さんのコーヒーにご注目ください。
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